定番のイチゴのショートケーキか、それとも満足感大のイチゴのタルトか
国産イチゴのショートケーキとタルト、どちらを選ぶべきか。
これぞ思案のシドコロゾ。甘い誘惑に満ちた選択の中で、私はベストな選択ができるのだろうか。
まず、イチゴのショートケーキ。その見た目の華やかさ、甘酸っぱいイチゴとクリームのコンビネーションの魅力、そしてしっとりとしたスポンジケーキの食感。THE定番。間違いなし!
だがしかし、ショートケーキ1つで足りるだろうか。さびしくはないだろうか。後残り一口となったとき私はもの悲しさ、儚さを感じないだろうか。
イチゴのタルトはどうか。香ばしいタルト生地に、口どけの良いカスタードクリーム、そしてイチゴが可愛らしく乗せられている。ボリューム=満足感=善、これこそ至福のひと時ではないだろうか。
だがしかし、選ぶのは生チョコタルトだ。
ボクは知ってるよ。パティシエというものは大体においてクリームとムースと小麦のマジシャンなの。果物のポテンシャルをいつでも最大限に引き出せるわけではないのだ。
オリジナルのチョコレートガナッシュを流して仕上げたチョコレートケーキ。
微かながらアニスの香りが口の中で漂う。この感じが英国に住んでいた頃食べたタルトのようで、懐かしくてシトド涙をこぼした女性もいるとかいないとか…。これぞ伝統の力か。
空気感ゼロの濃厚なチョコレートとアニスの微妙な風味が絶妙にマッチしており、甘党でもないなら1つで満足。他のケーキを食べた後のシメに食べれば、甘き死よ来たれという気分にさえなるかも。
さあ、甘い誘惑に負けず、甘美な選択を楽しんで、甘き喜びのひとときをフラリエ ボンボンで過ごそう!人生は糖分で溢れているのだから。